美容院で仕事をしていると、前髪で悩んでいる方が、多くいらっしゃいます。
特に前髪のボリュームでご相談を受けることが多いです。
「歳を重ねていくごとに、少しずつ減っている気がする…」
「ハリコシが無く、ふわっとしづらくなった…」
前髪のボリュームが少ないと、年齢よりも老けて見えがちです。それはなんとしても避けたいですよね。
今回は【女性の髪の悩み】前髪のボリューム対策についてお伝えします。
目次
女性の前髪のボリュームが無くなる原因と対策
女性の前髪のボリュームがなくなる原因が分かれば、対策も考えられますよね。
あなたの前髪のボリュームがない原因は次のどれに当てはまるでしょうか?
- 前髪の量が減ってきて少ない
- 前髪につむじや分け癖がある
- 髪のハリ・コシがない
1.前髪の量が減ってきて少ない
前髪の量が減ってきて少なくなる要因は、
- 加齢により、女性ホルモンが減ること
- ヘアカラーや紫外線・乾燥による頭皮や髪の毛の傷み
- 眼精疲労による頭皮の血行不良
- ストレス
- 遺伝・病気・産後
が大きなものです。
加齢により、女性ホルモンが減ること
加齢により、女性ホルモンが減ると薄毛になりやすいというのは、女性ホルモンの一種「エストロゲン」が減ることで、髪の毛が生えてから伸びて抜けるまでの【毛周期】が乱れ、髪の毛を育てる働きが弱くなるからです。
【毛周期】が乱れ、髪の毛を育てる働きが弱くなると、髪の毛が充分に太くなりにくく、長く育つ前に抜けてしまうようになります。生えるよりも抜ける量が多く、毛自体も細いので、前髪のボリュームがなくなるのです。
女性ホルモンが減ってきたことに対する対策は、女性ホルモンを整えるサプリメントを取り入れることです。女性ホルモンを整えるサプリメントとしてよく知られているのは、「イソフラボン」と「プラセンタ」です。
イソフラボン
イソフラボンは成分の構造が女性ホルモンと似ていて、体内で女性ホルモンと似た働きをします。
大豆製品に多く含まれています。
イソフラボンが含まれるサプリメントは、様々な会社から販売されており、比較的取り入れやすいです。
プラセンタ
プラセンタは動物の胎盤のエキスを使用したもので、女性ホルモンを整える働きがあり、美容効果だけでなく、「更年期障害」の治療にも使用されています。
薄毛だけでなく、美肌など、アンチエイジング効果も期待できます。
ヘアカラーや紫外線・乾燥による頭皮や髪の毛の傷み
ヘアカラーや紫外線・乾燥による頭皮や髪の毛の傷みによっても、前髪のボリュームがなくなります。
ヘアカラー
ヘアカラーの薬剤に入っているアルカリ剤、過酸化水素は頭皮や髪にとって刺激がとても強く、頭皮や髪を傷める原因となります。
キラリと光る白髪は気になりますが、ヘアカラーをする前に、髪のはえ際には保護オイルやクリームなどを塗って、頭皮に薬剤がつき過ぎないように保護し、カラーの後はトリートメントをして、髪の毛を傷めないように気をつけましょう。
ヘアカラーには充分に期間をあけ、頻繁にし過ぎないことが大事です。
紫外線
紫外線によって頭皮や髪が日焼けすると、頭皮が乾燥し髪の毛が抜けやすくなります。髪の毛も日焼けをすると傷んで細くなります。
髪の毛の頭皮の紫外線対策としては、頭皮に派直接日焼け止めを塗るのが難しいので、外出時には帽子をかぶったり、日傘をさすのが大事です。
髪の毛には専用の日焼け止めスプレーを使うのがおススメです。
眼精疲労による頭皮の血行不良
スマホやパソコンの使用で現代人の目は疲れています。
眼精疲労があると、こめかみから頭頂部まで、頭の前側の部分の頭皮が凝りやすく血行不良になります。
頭皮が凝ったら、指圧やヘッドスパを受けて頭皮をマッサージすると、血行が良くなります。また睡眠をしっかり取り、目を休め、目の疲れを取ることも大事です。
ストレス
ストレスがあり、夜眠れなかったりすることが続くと、髪の毛も弱り、細くなります。
現代人とストレスは切ろうとしてもなかなか切れないものですが、ストレッチをしたり、運動をしたり、美味しい食事をとったり、気分転換をしましょう。
ヘッドスパやマッサージなどを受けると、血行も良くなりますし、癒されることでストレス解消につながるので、おススメです。
遺伝・病気・産後
遺伝や病気、産後に髪の毛が抜けやすくなることがあります。
遺伝の抜け毛の場合、今は【発毛医療】があり、専門のクリニックで、DNA検査をしたり、治療を受けることができます。育毛サロンで行われるリラクゼーションだけでなく、医薬品や医療機器を使用した頭髪治療が行われます。
また、皮膚の病気や、病気に対する薬の影響で髪の毛が抜ける場合もあります。この場合は、病気でかかっているお医者さんに相談しましょう。
産後、髪の毛が抜けるのは、エストロゲンなど、女性ホルモンのバランスが崩れるためです。産後の抜け毛の場合は、産後、時間が経ち落ち着くと、自然と髪の量が戻って来ます。
2.前髪につむじや分け癖がある
前髪につむじや分け癖があると、前髪の動きが思い通りになりづらく、ボリュームが出づらくなることがあります。
この場合は、前髪をつくる位置を工夫して、毛穴の向きの影響を受けにくいよう、すこし深めに作ったり、パーマをかけて本来とは違う毛流れを出すと、前髪にボリュームを出すことができます。
またカーラーやストレートアイロン、コテを使ってカールをつけると、手軽にボリュームを出すことができます。
3.髪のハリ・コシがない
髪のハリ・コシがないと、前髪のボリュームが出づらいです。
前髪のボリュームを出すためには、少し深めに前髪を作るか、あえて前髪を作らないで横に流し、前髪がないスタイルにするのもおススメです。
髪のハリ・コシがない場合は、前髪だけでなく全体的にボリュームが出づらい事が多いでしょう。ハリ・コシ対策用のシャンプーを使うのもおススメします。
まとめ
今回は、【女性の髪の悩み】前髪のボリューム対策についてお伝えしましたがいかがでしたか?
前髪のボリュームが少ないと、すこし寂しく見え、老けた印象に見えがちです。思い通りの前髪を手に入れて、見た目ー5歳を目指したいですよね。
前髪のボリューム対策をするには、まずボリュームがない原因を知ることが大切です。
- 前髪の量が減ってきて少ない
- 前髪につむじや分け癖がある
- 髪のハリ・コシがない
この3つのうちのどのタイプ当てはまるのか、原因を知ることができれば、対策を考えることができます。
前髪のボリュームが出ない原因に合った対策をして、思い通りの前髪を手に入れてくださいね。
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