私たちは日々、様々な色に囲まれて過ごしています。
春、桜やチューリップのピンクの花びらを見ると、ウキウキワクワクしますし、新緑に囲まれると、気持ちがリラックスします。どんより薄暗い灰色の梅雨空が続くと、気持ちもどんよりとしがちです。
このように、私たちの気持ちは色の作用を受け、変化します。
どんよりと沈んだ気持ちを明るく元気に変える作用のある色を【ビタミンカラー】と言います。
今回は、ビタミンカラーを取り入れてHAPPYに過ごす方法についてお伝えします。
目次
ビタミンカラーとは
ビタミンカラーとは、柑橘類に見られるような、赤、黄色、オレンジ、グリーンなど、明るくビビッドな色の総称です。柑橘類にビタミンCが多く含まれていることから、このように呼ばれるようになりました。
ビタミンカラーは、名前の由来であるビタミンCが体に必要な栄養素ということもあり、健康に良さそうなイメージがありますが、実際に心も体も元気にしてくれる力があります。
ビタミンカラーの効果
赤
赤は情熱的でパワフルなイメージ。
アドレナリンの分泌を促進し、自律神経を刺激して交感神経を目覚めさせる作用があり、医学的には造血作用、血行促進、新陳代謝を上げる作用もあると言われています。
活力や意志力を高めてくれるので、やる気を出したいとき、決断したい時にオススメです。
黄色
黄色は明朗で快活なイメージ。太陽の光の色とも言われます。
物事を区別・認識する識別機能や記憶力を高め、集中力や学習意欲の増進に効果があります。
また、消化器系や免疫系に影響を与えます。便秘気味の人は、トイレのカバーに用いると効果があるのでオススメです。
オレンジ
オレンジは暖かく陽気なイメージ。
心を開き、気持ちを楽にする作用があります。また、心の傷を癒したり、恐怖や緊張、不安などネガティブな感情を和らげ、再び活力を得るための手助けをしてくれます。
食欲を増進し、消化吸収を高める効果もあります。食卓の光は白熱灯のようなオレンジの光にすると、食事があたたかく美味しそうに見えるようになるのでオススメです。
グリーン
グリーンは穏やかさと癒しのイメージ。
グリーンは虹のスペクトルの中心に位置し、暖色と寒色の中間の色でもあり、調和のある安心感を与えてくれ、リフレッシュ効果、ストレスを弱める効果があります。
また、目の疲労回復効果やデトックス効果、心臓に働きかけ血圧を正常に保つ効果があります。
ビタミンカラーを取り入れたい場面
おすすめしたいシーン1 朝スッキリ目覚められない時
疲労感でぐったりして、朝、目覚めが悪く、スッキリ起きられない人は、カーテンを黄色にすると良いですよ。太陽の光の色で、太陽光のパワーを得ることができます。
おすすめしたいシーン2 気持ちが落ち込みやすい時
なんとなく気持ちが落ち込み気味の時は、オレンジのパワーを取り入れるのがオススメ。
オレンジは日本人には肌なじみが良く、インテリアやファッションなどにも比較的取り入れやすい色ですが、メイクでオレンジを取り入れると、自然な血色感を得られ、明るく元気、ヘルシーな印象に。
鏡に映った自分が元気そうに見えると、不思議と気持ちも上がって行きます。
おすすめしたいシーン3 気合を入れたいとき
大事なプレゼン、商談の前とかデートなど、気合を入れたい時に取り入れたいのは、活力の赤。
メイクではレッド系の口紅を使うと、気合の入ったよそ行きのお顔になります。
赤は強い色なので、お仕事の場面では使いにくいですが、そんな時は赤い下着を着ると活力が出ますよ。
おすすめしたいシーン4 ストレスでイライラ、眠れないとき
お仕事や人間関係などでストレスが溜まり、イライラが収まらずに爆発しそうな場合は交感神経が優位な状態です。交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にする緑を取り入れると良いです。
落ち着いて眠れないときはカーテンを緑にすると、リラックスしてよく眠れるようになります。お部屋のアクセントに観葉植物などのグリーンを置くのもオススメです。
まとめ
今回はビタミンカラーを取り入れてHAPPYに過ごす方法についてお伝えしましたがいかがでしたか?
ビタミンカラーは、名前の由来であるビタミンCが体に必要な栄養素ということもあり、健康に良さそうなイメージがありますが、実際に心も体も元気にしてくれる力があります。
日常にうまく取り入れて、HAPPYに過ごしましょう。