例年、春先は花粉症対策やインフルエンザ予防のためにマスクを使用することが多かったですが、2020年、新形コロナウィルスが猛威をふるうようになってからは、マスクは1年を通して欠かすことのできないアイテムになってしまいました。
マスクは感染予防のために必要ですが、一日中マスクをしていることで、肌が荒れたり、顔がむくむという新たな問題が発生します。
今回は、withマスク生活で気をつけたい肌荒れ、顔のむくみ対策について、お伝えします。
目次
マスクを1日中していると肌荒れする?その理由とは?
「マスクを1日中しているから、最近肌荒れが酷くて…」という声、実際良く耳にします。
マスクをしていて肌荒れをしやすい部位は、鼻の頭やあご、頬です。
マスクを1日中していると肌荒れするのは、
- 肌がマスクに当たる部分はマスクに水分を持っていかれて乾燥しやすい
- 肌はマスクが動くとき、摩擦でこすれて傷つきやすい
- マスクの中は雑菌が繁殖しやすい湿度・温度である
という理由からです。
マスクによる肌荒れを防ぐには?
マスクによる肌荒れを防ぐには、
①肌荒れしづらいマスクを使用する
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②保湿効果の高いマスクを使用する
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③抗菌効果の高いマスクを使用する
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④マスクの内側にフィルターシートを利用してマスク内環境を清潔に保つ
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など、使用するマスクを工夫してみると良いですね。
なお、すでに肌が荒れていてマスクとこすれて痛いという場合、患部はワセリンで保護し、早めに皮膚科に受診しましょう。
マスクを1日中していると顔がむくむ?その理由は?
「マスクを1日中していると顔がむくんでなんだか顔が重い気がするのよね…」そんな声も耳にします。
感染予防効果が出るように顔に密着するようにマスクをつけると、肌はマスクで圧迫されて血流やリンパの流れが阻害され、顔がむくみやすくなります。
また、マスクのゴムが当たる耳の後ろの部分はリンパの通り道があり、ゴムで圧迫されることでも顔がむくみやすくなります。
マスクをしていると顔がむくむのを防ぐには?
マスクをしていると顔がむくむのを防ぐには、
- 顔のマッサージをする
- 耳を引っ張ったり耳周りをマッサージする
ことで、顔のリンパの流れを良くすることです。
顔のリンパの流れを良くするマッサージ
①右手をチョキにし、はさみの部分で左側の鎖骨を挟み、外側から内側に向かって軽い力で滑らせます
②マッサージクリームを手に取り、人差し指から薬指を使って、洗顔後の清潔な肌の口角から鼻筋、目の下まで、上に向かって、軽い力で滑らします。そのまま耳の下、首筋をとおり、鎖骨まで滑らせます。
③頬を人差し指から薬指を使って軽い力で上方向に持ち上げます。
④目の上側の骨に沿って、目頭から目じりまで人差し指から薬指を使って、軽い力で3回、滑らせます。
⑤目の骨から額に向かって人差し指から薬指を使って滑らせた後、こめかみ、耳の付け根、耳の後ろを通って首筋をとおり、鎖骨まで滑らせます。
⑥右手をチョキにし、はさみの部分で左側の鎖骨を挟み、外側から内側に向かって軽い力で滑らせます。
耳のマッサージで顔のリンパの流れを良くする方法
①耳の前側、後ろ側を上から下に向かって、V字を描くようにマッサージする
②人差し指と親指で耳たぶを覆うように持ち、前に向かって10回、後ろに向かって10回、くるくる回す
③耳の真ん中、上部も同じようにくるくる回す
④耳たぶを横に引っ張り5秒キープ
⑤耳の真ん中、上部も同じように引っ張って5秒キープ
顔のマッサージは、感染予防の観点から、手や顔が清潔な状態で行う方が良いので、洗顔を行う時にやると良いでしょう。
それに対し、耳のマッサージはいつでもどこでも、手軽に行えるのでお勧めです。
まとめ
今回は、withマスク生活で気をつけたい肌荒れ、顔のむくみ対策についてお伝えしましたがいかがでしたか?
withマスク生活で肌荒れを防ぐには、肌荒れしづらい保湿効果・抗菌効果に優れたマスクを使用し、マスク内も常に清潔な環境を保てるよう、シートなどをうまく利用しましょう。
また、マスクで顔がむくむ場合は、顔や耳をマッサージし、リンパの流れや血流を良くすると良いですよ。
ぜひお試しくださいね。