年齢印象の8割は、髪のツヤで決まります。
どんなに顔のお化粧が素敵でも、髪の毛がパサついてツヤがないと、疲れて見え、実際より老けた印象にもなります。
逆にスッピンでも、髪に『天使の輪』が見えるような「するん」「つるつる」ななめらかなツヤがあると、若々しく見え、品の良さや清潔感が漂い、女性らしさを引き立ててくれます。
今回は【ツヤのない髪】にツヤ感を出す方法についてお伝えします。
目次
髪の毛にツヤがない理由
髪の毛にツヤがある状態であるときは、光を鏡のように反射するので髪が光り輝いて見えます。光り輝くのは髪の毛の表面にあるキューティクルです。
キューティクルは、魚の鱗のように、少しずつ重なりながら髪の毛の表面を覆い、髪の内部を外部の刺激から守る働きがあります。キューティクル自体は無色透明で、キューティクルに傷みがなく、綺麗に並んでいると、光を鏡のように反射することができるのです。
キューティクルは、紫外線やドライヤーの熱、タオルとの摩擦などで損傷し、剥がれます。また、パーマやカラーなどの薬剤を使う技術では、アルカリ剤の力で無理やりキューティクルを広げたり閉じたりするので、そこでもキューティクルは壊れやすいです。
キューティクルが壊れ、ところどころ剥がれたり開いたままになっていると、光を乱反射するので、光を鏡のように反射することができません。キューティクルが壊れたところから髪の内部物質や水分が外に出ていくので、質感も乾燥しているようにパサパサします。
くせ毛の人はキューティクルの並びに波やうねりがあり、光を乱反射します。キューティクルの穴が開きやすく、髪の内部物質や水分が外に出ていきやすい構造になっているので、やはりパサパサ乾燥している質感になります。
https://www.haircare-nayami-soudan.jpより引用
【ツヤのない髪の毛】にツヤ感を出すには
髪の毛のキューティクルは、一度壊れてしまうと、元に戻すことはできません。よく【キューティクルのダメージを補修する】と言いますが、実際は【キューティクルが開いてケバ立っている状態を整える】ケアをします。
キューティクルが開いている髪の毛は、髪の毛の内部物質が流出し、内部がスカスカになっています。ヘアサロンのトリートメントでは、内部物質の補充をすることができるものがあるので、定期的に行うことをおすすめします。
お家でのケアは、髪の毛が乾燥しないよう、保湿対策がメインになります。
- インバス(洗い流す)タイプのトリートメントをしっかり浸透させ、成分を押し込みます。髪の毛を後、トリートメントを根元をあけて毛先中心に塗布し、アラ歯のクシで軽くとかした後、3分くらい放置してから流すと良いでしょう。
- 髪の毛を乾かす前に、アウトバス(洗い流さない)タイプのトリートメントを髪の毛全体に薄くなじませ、髪表面を整えます。
- 洗髪後の髪の毛を自然乾燥をすると、キューティクルが閉じるまでに時間がかかり、内部物質が外へ出やすくなります。また、髪の毛が濡れているまま寝ると、濡れている状態の髪の毛はキューティクルが開いているので枕などで擦れると剥がれてしまいます。
- 濡れた髪はドライヤーの温風の強風で短時間で乾かすとキューティクルが閉じるまでの時間が短くなります。
- 乾かしてブローした後にドライヤーの冷風で冷ますと、キューティクルが硬く閉じ開きにくくなります。ヘアスタイルも固定され長持ちしますので、冷風を使いこなせるようになると良いですね。
- また、しっかりと乾かした髪をブローやストレートアイロンでまっすぐ伸ばすと、光の乱反射が起きなくなり、髪の毛にツヤが出ます。熱の当て過ぎはキューティクルを壊しますので、やりすぎに注意してください。
まとめ
今回は【ツヤがない髪】にツヤ感を出す方法をお伝えしましたがいかがでしたか?
髪の毛にツヤがあるだけで、若々しさを出すことができ、品のある女性らしさを引き立てることができます。
髪の毛にツヤがない理由は、髪の毛が傷んでいたりくせ毛でキューティクルが壊れて穴があいていたり、開いていて光が乱反射がすることが原因です。
定期的にサロンで内部補修のトリートメントをして髪質を強化し、自宅では、インバス、アウトバストリートメントで保湿を心がけましょう。
髪の毛が濡れたまま、自然乾燥では傷みやすいので、ドライヤーで短時間で乾かし、冷風で髪の毛を冷ますとキューティクルがしっかりと閉じます。
完全に乾いた髪をブローやストレートアイロンでまっすぐに伸ばすと、ツヤが出ます。
ツヤ髪を手に入れて、品のある若々しさを出していきたいですね。