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白髪染めをセルフカラーする時の失敗ポイントと美容師直伝の対処法

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白髪染めをセルフカラーする時の失敗ポイントと美容師直伝の対処法

コロナウィルスの流行で外出自粛を余儀なくされ、美容院に行けずにセルフカラーをされたというお話をよく耳にしましたし、実は筆者自身も、子どもたちが1日中家にいるので美容院に行けず、自宅でセルフカラーをしました。

「セルフカラーは色ムラになったり、傷んだりするのでなるべくしない方が良いですよ」と仕事上はお客様にお伝えしますが、どうしても美容院に行けないけれど、染めなければならない時はありますよね。

今回は、白髪染めをセルフカラーする時の失敗ポイントと美容師直伝の対処法をお伝えします。

 

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目次

白髪染めのセルフカラーの失敗ポイントその①白髪が染まっていない

白髪染めをセルフカラーするときにやりがちな失敗の1つに、白髪が染まっていない、または染まりが悪く、すぐ色が抜けるという場合があります。

 

白髪が染まっていない、または染まりが悪く、すぐ色が抜ける原因は、白髪染めの薬液の塗布量不足です。

白髪をしっかり染めるためには、薬液で白髪を包むこむようにたっぷり塗布する必要があります。

 

泡タイプの白髪染めは、全体を素早く染めるのにはなじみが早く簡単ですが、薬液が柔らかくて垂れやすく、一つの場所に留まりにくいので、白髪が染まっていない、または染まりが悪く、すぐ色が抜ける原因となりやすいです。

しっかり染めるには、クリームタイプの白髪染めを、根本から2㎝までの部分はハケを使用してヒタヒタ溜めるように薬液を塗布し、毛先の部分はたっぷり薬液を塗布した後、コーミング(粗歯のクシでとかす)したり揉みこんだりして髪の毛に薬剤をなじませます。

薬液を塗布した後の放置時間は、説明書に書かれている通りにしましょう。放置時間が短いと染まりが悪くなりますし、放置時間が長すぎると髪の毛や頭皮を傷める原因になります。

 

 

 

 

 

 

最近流行のカラートリートメントも、しっかり染めたい場合は根本から2㎝までの部分はハケを使用してヒタヒタ溜めるように塗ってから毛先までなじませると良いでしょう。

 

白髪染めのセルフカラーの失敗ポイントその②染め残しがある

もう一つ、白髪染めをセルフカラーするときによくやりがちな失敗は、染め残しです。

 

しっかり薬をなじませたつもりでも、染め残しになりやすいのは耳の周りから襟足にかけての部分です。

耳の周りから襟足にかけての部分は他の部分と比べて毛が密集していて、薬液を塗りにくく、頭皮の体温も低いので染め残しをしやすいです。

 

染め残しを防ぐためには、薬液を塗布する時は、ブロッキングをしましょう。ブロッキングはクリップで留めても良いですが、簡単なのは、ポニーテールができる長さがあるなら、輪っかになっている輪ゴムで結んで留める方法です。

始めに前側の白髪が気になる根本の薬液を塗布した後、後ろを染める時は、襟足に近い部位から約1センチ幅ずつでブロックを取り、トップに向かって1ブロックずつ、根本にハケで薬液を塗布していきます。

 

耳の周りから襟足にかけての部分は、例えばボブスタイルやロングヘアで髪を結ぶことがないのであれば見えない場所なので、塗りムラを避けるために、敢えて薬を塗布しないで美容院での施術に任せるというのも手です。

 

 

 

 

 

 

 

 

白髪染めのセルフカラーの失敗ポイントその③髪が傷む

自宅でセルフカラーをすると、美容院で髪を染める時と比べて傷みやすくなります。

 

その理由は、

  • 薬液を自分で塗布するのに時間がかかり、説明書に書かれている放置時間より長く放置しがち
  • 市販のヘアカラーは「誰でも簡単に染められる」ように、薬液のアルカリ剤やオキシの強さが美容院の物と比べて強め
  • 薬液を塗布するときの力加減、コームの仕方
  • 塗布した薬剤をシャンプーでしっかりと落とし切れていない

と言うことがあります。

 

  • 薬液を手早く塗布するには、 ②で説明したブロッキングをするというのがとても大事です。
  • 傷みが進み乾燥している毛先は薬液を吸いやすく、傷みがさらに進んでしまいます。薬液で髪が傷まないようにするには、美容院ではたんぱく質などを補ってから薬液を塗布しますが、セルフカラー用では補修用のたんぱく質を手に入れるのは難しいので、乾燥が進んでしまった毛先を霧吹きで湿らせておくと、薬液を吸い過ぎることを防ぎ、傷みを最小限に抑えることができます。
  • 薬液がついた髪は、アルカリ剤の影響でキューティクルが開いているので、髪の毛が絡まりやすいです。コーミングで髪を傷めないようにするには、コーミングをする時は粗歯のクシを使い、薬液を塗布した毛がとても絡むようならコーミングは避け、薬液を毛にたっぷりと塗布したら手で揉みこむようにしてなじませましょう。
  • カラー材は油分が強いので、シャンプーで落とすのは難しいです。まず、頭皮に少しお湯をかけたら、指の腹を使い、頭皮をクルクル円を描くように軽い力でこすり、薬液を乳化させます、毛先にも少しずつお湯を足して揉みこみ、薬液を柔らかく溶かし、乳化したら、しっかり洗い流します。カラーをしたときはシャンプーは2回行うと安心です。

 

 

 

 

 

 

まとめ

今回は、白髪染めをセルフカラーする時の失敗ポイントと美容師直伝の対処法をお伝えしましたがいかがでしたか?

 

白髪染めをセルフカラーするときは、白髪が染まりにくい、染め残し、傷むといった失敗をしがちです。

白髪染めをする時は、しっかりブロッキングをしながら行い、手早く、白髪がしっかり薬液で包み込まれるくらいの量を塗布しましょう。

洗い流すときはカラー材に少しずつお湯を足してなじませ、乳化してから2回シャンプーしましょう。

 

ピンチの時はセルフカラーをするしかないですが、時々美容室で全体のカラーをし、色ムラをなくしておくと、綺麗な髪を維持できると思います。

 

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みにー

中西 美玲です。ニックネームは「ミニー」です。 美容師歴は15年。今は子育てをしながら、マイペースに美容院で働いている、ママさん美容師です。 15年間に積み重ねてきた美容師としての知識や経験を、あなたの「素敵になりたい!」という気持ちのお役に立てればと思い、ブログをはじめました。 どうぞよろしくお願いします。

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